2016年03月24日

保育園症候群対策

春からの保育園入園で「うちの子は大丈夫?」と不安を抱えている人も多いかと思います。はじめのうちは時々熱を出したりしますが、徐々に免疫を獲得して丈夫になります。いろんな症状があった時に保育園を休んだらいいのか迷うと思います。一般的なルールを下記に示しますので参考にしてください。

「こんな時は保育園を休みましょう」
発熱:活気なく、機嫌が悪い、食欲がない、37.5℃以上
   24時間以内に38℃以上あった
   24時間以内に解熱剤を使った
:咳のために夜間起きる
  連続して咳き込み、呼吸がつらそう
下痢:24時間以内に2回以上の水様性下痢がある
   食事ごとに下痢になる
   朝に排尿がない
   腹痛を伴う、あるいは不機嫌
嘔吐:24時間以内に2回以上の嘔吐あり
   食欲や活気がない
   吐き気があり、いつもより体温が高め
発疹:発熱に伴って発疹がある
   口内炎で食事や水分がとれない
   とびひで患部が覆えないとき(かきこわすと他の子に感染の恐れあり)

「こんな時は保育園に登園できます」
発熱:前日38℃をこえる熱がない
   朝、37.5℃以下で活気、機嫌もいい
   咳、鼻汁の症状は悪くなっていない
:連続した咳がない
  喘鳴(ぜーぜー)やつらそうな咳がない
  機嫌がよく食事もとれている
下痢:24時間以内に2回以上の水様性下痢がない
   食事をしても下痢にならない
   食欲が普段通りある
   排尿回数がいつも通り
嘔吐:24時間以内に2回以上の嘔吐がない
   食事をしても吐かない
   機嫌が良く顔色も良い
発疹:感染の危険性なく全身状態良好とかかりつけ医に判断された場合

小児科医師:小野寺けい子

posted by 川久保病院小児科 at 11:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

風邪シリーズ@ 発熱

秋から冬にかけ、インフルエンザをはじめ風邪ひきさんが多くなってきます。
小児科外来でのQ&Aをお知らせします。
 
@ 発熱について
Q1 「熱は下げたほうがいいですか?けいれんを起こすか心配で――」
A1 「熱が出ているのは免疫を作るために体が戦っている証拠です。ウイルス性の風邪で水分が取れているようなら無理に解熱薬を使わなくてもいいです。解熱剤を使うと解熱時に大量に汗をかき、脱水になることもあります。なお、解熱薬にはけいれんを予防する効果はありません」

Q2 「熱が高いと脳に障害が起きないか心配ですが?」
A2 「熱そのものが脳に障害を起こすことはありません。しかし熱中症では脳に障害が起こることがあります。この場合は高温環境で外から熱が加えられたもので、生体防御反応の発熱とは異なります。熱があるからと毛布にくるみ、部屋の暖房温度を高くしすぎると、風邪による発熱と熱中症による体温上昇がプラスされる恐れがあります。普通の風邪なら3〜4日で解熱する場合がほとんどなので水分さえ取れていれば自然にまかせましょう。

Q3 「40℃を超すような高熱では解熱薬を使って楽にしてあげた方がいいのでは?」
A3 「強い痛みを伴う場合は使って下さい。高熱だということは体が熱を必要とし、免疫を作り、病気を治す作用も高まっているのです。解熱薬を使うより水分補給をこまめに行い脱水予防に努めることが大事です」

小児科医:小野寺けい子
posted by 川久保病院小児科 at 09:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

いのちとからだの10か条

NPO法人「ささえあい医療人権センターCOML」は「賢い患者になりましょう」を合言葉に患者と医療者のよりよいコミュニケーションをめざして様々な活動を行っています。このCOMLが昨年子ども向けの「いのちとからだの10か条」を作成したので紹介します。
1. いのちと体はあなたのもの
2. 食事・睡眠・手洗い――予防が大事
3. 体の変化に気づこうね
4. お医者さんには自分で症状を伝えよう
5. わからない事はわかるまで聞いてみよう
6. 自分がどうしたいかを伝えよう
7. 治療を受ける時はあなたが主人公
8. お薬は約束守って使おうね
9. みんな違いがあって当たり前
10.だれのいのちもとっても大切
以上です。

いろんな事故や事件があり、尊いいのちが失われています。世の中にたった一つしかない、かけがいのないいのちを子ども自身が大事にして生活していってほしいですね。
小児科医師:小野寺けい子
posted by 川久保病院小児科 at 17:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする